2011年ベストアルバルてってってー
というわけで年も明けてしまったのですが、2011年を振り返ってベストアルバムを決めてしまいたいと思います。
んで10本をつらつらあげて行こうと思ったのですが、今年はそこまで新譜を聞いていないってことと
あまり思い入れのないアルバムをレビューしても書き辛いし見てる方もつまんないかと思ったので
厳選して5作品出したいと思います。
それでは始まり始まりてってってー
5位 The Strokes - Angles
皆さんご存知ストロークスの4thアルバム。なんだかんだ1stアルバムが2001年なのであれからもう10年も経過しているという…
月日がたつのも早いですがこのアルバム自体が前作から5年も経過しているのもファンをヤキモキさせたのではないでしょうか。
そもそも3rdアルバム自体が1stとは方向性を変えてやたらとメロディックになっていたので今回は原点回避で
ガレージロックをやるのかなと思ってたら、シンセっぽい音や打ち込みのようなドラムに
ソロで培ったアイディアを詰め込んだ仕上がりになっております。
肝心の出来は、34分という短い中で色々と考えているなーと思ったりするんですが、今までのアルバムと比べると
正直退屈で見劣りする内容だなぁと思ってしまいました。ちと辛口ですが、34分のアルバムとは思えない位
長く感じてしまうアルバムだと個人的には思いました。
色々と理由はあると思うんですが、ストレートなナンバーがOPの2曲と8曲目のGratisfaction辺りしかないからかなぁと…
特に中盤のダレ具合はうーん…と思います。
それでも先行シングルは相変わらず素敵だと思いますし、今ならレンタルで手に入ると思うので
気になった人は是非とも手にとって聴いてみて欲しいです。
4位 Battles - Gloss Drop
Battlesの2ndアルバム。先行シングルがやたらとポップな出来栄えだったので今までの印象をガラリと変えられましたが
アルバム単位で聴くと、路線としてはミニマム&1stを踏襲している内容でした。それでも前作よりシンプル。
それでもEPのころから続いているBattles節は今回のアルバムでも炸裂しているし
大満足な2ndアルバムでした。
特に3曲目のfutureはかっこよすぎてリピートしまくりんぐです。ドラムのスネア・ハイハットの音
ドラムに集中するとリズムは一定なのですが毎回毎回叩き方を変えてて非常に面白いです。
EPの頃と比べると確かに新鮮味も驚きもなくなっておりますが、十分に次のアルバムを
楽しみに待てる出来栄えになっております。
※余談ですが、以前BattlesのメンバーだったTyondaiという人のソロアルバムの出来が素晴らしいのでそちらの
曲もペタリと貼り付けておきます。変則的な拍子が特徴でBattlesの楽曲をオーケストラでやっているようなイメージの音です。
こちらは2009年発売なので今回のレビューからは外しておりますが、次のアルバムでは
すぐにでもレビューしたいですね。
3位 Heglar - starry reflection
3位は同人音楽で活動をされているHeglarさんのstarry reflectionです。
僕もついこの間までは全然知らなかったのですが、M3という音楽イベントに参加した際、ジャケットに目を奪われて
視聴したらツボに入ったので購入しました。
ジャンルとしてはインスト中心の打ち込み系、エレクトロハウスやリキッドファンクになるのかな…
そもそもリキッドファンク(ドラムンベースをおしゃれにした様な曲)にあまり体制がなく、それと相まって
滅茶苦茶新鮮なサウンドに聞こえました。歌の声も非常に神秘的で曲とマッチしてたのが更に良かったです。
曲のリンクは出来ず、フルで聴くためにはCDを買うしかなさそうなので是非是非購入して下さい。
一応作者さんのページにクロスフェードデモがあるので、そちらを聴いて気に入った方は是非。
2位 serph - Heartstrings
2位はserphのHeartstringsです。3rdアルバム。このファンタジックな世界観に酔いしれるしか無いような、そんな音楽。
ジャンルとしてはエレクトロニカですが、打ち込みの冷たさではなく生楽器の暖かさを感じてしまう不思議な曲たちです。
音だけでファンタジーの世界を旅することが出来る非常に素晴らしい出来だと思います。
2006年からピアノを始めてたった5年間でここまでの曲を作れるようになったというのは本当に驚くしかないのですが
その事実は自分のやる気も奮い立たせてくれるいいカンフル剤になっております。
このアルバムから漂う雰囲気はジブリやディズニーのようなファンタジックな世界なのですが、1stや2ndにはジャズの要素もあり
一番とっつきやすいこのアルバムを気に入った人は別のアルバムも是非とも聞いてほしいです。色々な顔が見えると思います。
1位 Mosaic.wav - 吟遊Planet☆AKIBA-POP
1位はMosaic.wavの5thアルバムでしたー。パフパフ!
正直アルバムを5枚選ぶ際に、どれを一位にするのか非常に、非常に迷ってしまい無難にいくのなら
serphかなぁと思っていたのですが、一番聞き込んだ・気に入ったアルバムにしようと思いこちらを選ばせてもらいました。
知名度はそこそこにあると思うのですが、おそらく萌えソング・電波ソング・アイドルソングという括りを受けてまともな評価を受けていないと
思うのですが、アルバムを重ねる毎にそういう枠から2,3歩はみ出してしまっていると個人的には思ってます。
一曲一曲の質の高さと遊び心(この辺りはヒャダインに近いかな)それをしっかりと楽曲として仕上げている所は素晴らしいですね。
特に今回のアルバムで僕が好みなのは印度 a 主義のような安直なワールドミュージック
歌詞にガルーダやソーマ・ブラフマー等が出てくるのは他のアーティストには中々真似出来ないんじゃないかな…w
こういう独特の癖が単なるおふざけで終わらず完成度の高い楽曲に仕上がってるのは関心するしかないです。
全13曲で一時間ほどのアルバムですが、シングルカットの曲が多いせいかアルバムとしては纏まっていないのですが
色々な楽曲のおかげで飽きずに通して聴くことが出来るアルバムです。
真面目にふざけるを追求して完成させてる、限りなくオンリーワンに近い存在だと思うので
これからのアルバムにも非常に期待しております。
という所で5枚のレビューが終わりましたー。今年は新しい音楽に触れる機会がちと少なかったと思うので
今年は10枚しっかりとレビューできるようにしたいですね。後は既に発売されたアルバムばかり聞いてたので
今年でたアルバムをレビューするのが非常に難しかったですw
なんだかんだ新しい音楽はこうしている間にも生まれているはずなので
今年もそれを生きる糧にしていきたいと思います!
ではまた来年!